ワークライフバランスは既に12年前の平成19年1月に「ワークライフバランス推進官民トップ会議」において、国の施策してスタートしていますが、最近ではあまり言葉も聞く機会が少なってなってます。
- 「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」
- 「仕事と生活の調和推進のための行動指針」
の2つを定めています。
仕事と生活のバランスが取れた状態のこと
長期時間労働削減、有給取得などによる仕事優先から生活への意識を高める「ワークライフバランス」において、20代、30代はすんなり受けいる世代であるが、40代50代は乗り遅れています。どっちつかずの人が多い感じです。
40代50代は微妙な年代であり、過渡期の悩める世代となっているため、「ワークライフバランス」は頭で理解しても、行動まで起こせないのでしょう。
私は54歳でメガバンクを定年退職。現在は第二の職場にてワークライフバランスは取れていますが、40代・50代前半は仕事優先したが最後はいじめに会い疲れ果てました。
40代50代にこそ必要!ワークライフバランスの取り組みで人生を輝かせる方法について紹介していきます。
ワークライフバランスの現状
ワークライフバランスは平成19年に国の施策としてスタート。
現在までに進捗が進んでいる主要項目について、みていきます。
週労働時間の雇用者の削減
労働基準法にて「所定労働時間は1日8時間、週40時間まで」と定めがあります。
ただし、所定労働時間を超えれば仕事をさせることができないわけではなく、所定労働時間を超える労働はいわゆる「残業」として行わせることになります。
週60時間超の労働者は確実に減少はしていますね。
年次有給休暇取得率のアップ
年次有給休暇取得率は、2020年までに70%達成を目標としていました。
目標達成は厳しい状況ですが、2019年には年5日有給休暇を与えることが義務付けなり、取得率はアップしてきてます。
男性の育児休業取得率
厚生労働省の令和元年度の男性の育児休業の取得率は7.48%と、近年上昇しているがまだまだ低い水準です。
今回の新制度による男性の育児休業取得率を7.48%⇒30%(令和7年まで)に引き上げる目標を立てています。⇨令和5年3月には、令和7年までに50%まで引き上げ、令和12年度には85%まで引き上げると目標を変更してます。
令和5年3月に岸田首相が子育て支援制度の大胆な政策を発表しました。
ワークライフバランス40代での取り組み方
多忙なん世代にてまだまだワークオンリーとなっている割合が多いですね。
仕事だけの人生とならないためにも、まず出来ることからスタートが大切。
40代の課題
「ワーク」
・やりがいのある仕事か?
・収入は期待通りか?
・残業、長時間労働で疲労していないか?
・出世の踏ん張りどころ!
・部下の指導、育成!
「ライフ」
・結婚希望者は婚活のラストチャンス
・子供の育児参加
・地元での活動(子供のクラブのコーチなど)
・趣味を見つける、スタートさせる
・自己啓発
バランスをとる取り組み
全てがサラリーマンとしての集大成の時期に来ていて、勝負の時期である。
その中で、仕事と生活のバランスはどうとるのか?ただ、仕事中心の生活をする時代ではないのか、自己の意識改革が必要なのか?悩める40代世代です。
長時間労働削減、有給休暇取得などはある程度、会社方針が大きなウエイトをしめて、個人の意思で改革をおこしていくことは難しいです。
ただ、個人の意識改革は大切であり、時間捻出など個人努力により、少しでの生活を充実させることに参加していくことが大切ですね。
40代にて取り組むこと
- 出世は大切、いかに仕事を効率化させ成果を出していく
- 時間を意識的に捻出して、新しいことにチャレンジして
- 会社自体がブラック企業なら自身の力ではどうにもならない。転職しかない。この会社で出世しても将来はなし
- 会社を変えることは出来ない、個人の意識改革をしていく
ワークライフバランス50代での取り組み方
会社員としては50歳はある程度先が見え、50歳半ばからは役職定年などマネジメント業務から現場業務へシフトしたり、働き方が大きく転換していく時期です。
ワークライフバランスを早いうちから実施することが、人生100年時代を豊かに生きていくことができるチャンスとなります。
50代の課題
ワーク
- 50代からの出世の可能性は低くなる
- 役職定年によるマネジメント業務から現場業務へシフト
- 仕事へのモチベーションが下がってくる
- いまやっている仕事にしがみつく必要がなくなる
- 第二の職場への移行、転職など
ライフ
- 今まで仕事一筋にて仕事以外のことが考えられない
- 夫婦関係を築く
- 地域貢献
- 親の介護
- 老後の資金を豊かにする副業のスタート
- 子育てが一段落
バランスをとる取り組み
50代は仕事に対しては100%打ち込む必要な既にありません。効率化による最低限の成果を出せば会社の期待値もクリアーできるはずです。
50代は実はワークライフバランスを最大限実現できるチャンスであります。
体力余力あり、仕事の経験値スキルあり、子育て終了、など50代は実は新たることをスタートさせる絶好の時期なのです。
仕事に縛りつけられ、会社の間違った価値観、の中での文句言わず忍耐強く頑張ってきたが、50代は開き直り、自分のやりたいこと、信じたことをコツコツやる時期にきています。
生活を豊かにして真のワークライフバランスを築きましょう。
50代にて取り組むこと
- 会社に依存しない生活を実現
- 経験・人脈・スキルがあり、新たな仕事を見つける
- 自己啓発の時間をとる
- 意識をしっかり変える
- 早期退職、定年を意識する
- 人生100年時代を豊かに過ごすための副業のスタート
人生100年時代を豊かに過ごすために
私は53歳にてメガバンクを最後副支店長として定年退職しています。勤務年数も少ないため、退職金は全て住宅ローンに消え、年金もまた勤務年数が少ないためあまり期待が出来ません。
現在は第二の職場にて銀行とは全く関係ない仕事について、給与は3分に1まで減少していますが、ノンストレスで働いています。ただ、これでは老後の生活が厳しい状況にてネットビジネスの副業をスタートさせました。
今後の長い人生において、副業は精神的、資金的な安心感をもたらしてくれます。一度副業を検討してみてはいかがでしょうか?
まとめ
ワークライフバランスの取り組みの実態から、40代と50代の年代別のワークライフバランスへの取り組み状況をみてきました。
ワークライフバランスは平成19年1月に「ワークライフバランス推進官民トップ会議」において、国の施策してスタートしています。
【成果が徐々に出てきている項目】
- 週労働時間の雇用者の削減
- 年次有給休暇取得率のアップ
- 男性の育児休業取得率
40代、50代でのワークライフバランスの取り組み方は、立場の違いにより違っています。
- 40代は、会社の成果を出しつつ、効率化をすすめ時間を捻出させ、生活とのバランスをとっていく。
- 50代は、会社に依存せず、真のワークライフバランスを実現できる世代。
コロナ禍によるリモート勤務、労働時間減少など変化してきています。
今後ますます働き方改革、ワークライフバランスが重要視されてきます。特に、40代、50代は早い時期からワークライフバランスを考え、意識改革が必要となってきます。
豊かな人生を送るため、ワークライフバランスを意識した行動が必要になってきますね。
これからの人生を考える
ワークライフバランスして豊かな人生を送るためにも、ある程度の余裕資金があれば更に充実した生活が送れます。
50代の人は1年でも早く新たな収入源を確保するように行動することが大切となってきます。また、30代、40代の人も早めに対策をすることで安心して50代を迎え余裕を持った人生がおくることが可能になります。
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