役職定年を迎え、あなたは一体どのような生活を送りたいですか?
あなたの価値あるスキルを活かす意欲はまだ残っていますか?
それとも新しい趣味に没頭し、心地よいリズムで一日を過ごすことを望んでいますか?
驚くかもしれませんが、約4割のシニア社員が意欲を低下させている現状があります。
しかしご安心ください、役職定年後の生活を楽しく、健康的に、そして意義あるものにするための手段は既にあります。
この記事はそんなあなたのための指南書です。一緒に役職定年後の生活を豊かにしましょう。
役職定年後のやる気がでない
役職定年後のやる気低下は深刻な問題です。なぜなら、約4割のシニア社員が「やる気が下がったまま」と感じているからです。
仕事への熱意、定年後に失われるのか?問題と現状について考えてみましょう
*シニア社員とは:高年齢者雇用安定法において「高年齢者」を55歳以上の者と定めています。ここでは役職定年した人とします。
私もメガバンクを54歳で役職定年となり、同時に定年退職でした。まだバリバリ働けるのにと思っていました。
役職定年後のやる気・意欲: 約4割が「下がったまま」
驚きの事実ですが、役職を離れた後、約4割のシニア社員はやる気が下がったままだと感じています。
役職定年後の仕事への意欲・やる気の低下は、企業の成長と生産性に大きな影響を及ぼす可能性があります。
ただ、一番はシニア社員が抱える重大な問題であり、まだまだ現役バリバリで働ける社員が、これからも生き生きしていけることが大切です。解決への取り組みが求められています。
NECは2021年、56歳で一律に管理職から外れる役職定年制を廃止しています。その他企業も役職定年制の見直しも検討されてきています。
役職定年後のモチベーション低下の原因
役職定年後は部下がいなくなる、給与は下がる、今までの生活水準を下げなければいけないなど、モチベーション低下の原因は多く考えれれます。
具体的にみていきましょう。
やる気低下の原因
役職の喪失や立場の変化によるストレス、未来への不確実感が原因となります。
- やる規模が小さくなる
- 役職定年前は多くのチームメンバーと一緒に楽しみながら仕事をしてきましたが、定年後は、その大海から一気に小さな池に移されたような感じがします。
- 動きが小さく、見渡す限りの景色もなく、給与も大幅に下がります。
- スピード感がなくなる
- 役職者としては、高速で走るスピード感あふれる仕事をしていました。しかし定年後は、それが一気にゆっくりに変わります。
- やるべきことが明確でなく、前進するスピードもゆっくりとなり、やる気が低下することは避けられません。
- リーダーとして役目が終わる
- 役職者としては多くの人を統率し、一つの目標に向かって進めていました。しかし、定年後はそのリーダーとしての役割がなくなり、一人のプレイヤーとしての立場の状況になります。
- その変化は混乱を引き起こし、やる気を喪失させるかもしれません。
これらの問題を理解し、前向きに対策を考えることで、定年後も活発で充実した生活を送ることができます。
定年後のやる気を取り戻す、その解決策は?
まずは、役職定年となってしまったという事実を受けいることから始めることが大切です。
実際に私もメガバンクを54歳で役職定年かつ退職という経験をしています。まだまだ現役バリバリで働けますが、給与は半分以下になり、与えらた職場ではコツコツやることだけが求められています。
もう会社には期待しない生き方へシフトしていくのが解決策となっていくでしょう。
自己成長の場を見つける
新たなスキルを学ぶ、新しい趣味を追求する、またはボランティア活動に参加するなど、自己成長の機会を探すことが重要です。
これは、自己価値の感覚を高め、新たな興奮や刺激を生み出します。
50歳半ばで人生を終わらせてはもったいないです。何かを始めて自分を成長させましょう。充実感も湧いてきます。
自分の仕事を持つ
これは自分自身のプロジェクトを持つことを意味します。
これは副業を始めることであったり、または個人のプロジェクト(家の改修、庭の造成、家族の写真をスクラップブックにまとめるなど)であったりします。
役職定年になった会社に依存することから、徐々に自分の仕事を持っていくことが大切です。
私は役職定年前からブログという副業をスタートさせました。自分の仕事を持つことで今では会社からの評価を気にして仕事をすることなどなくなりました。
志をもつ
何か大きな目標や理想に向けて努力することは、モチベーションを維持する強力な手段となります。
それは、社会貢献活動や地域コミュニティのサポート、あるいは特定のスキルや知識を伝えることなど、自分が重要だと感じる何かであるべきが大切です。
役職につけたあなたなら新たな志をもつことは難しいことではないでしょう。
社会的なつながりをもつ
他人とのつながりは私たちの幸福感と満足感に大いに寄与します。
今まで会社の仲間という狭い世界から、外をみることが大切です。
友人や家族との時間を大切にし、新しい人々と出会い、コミュニティの活動に参加することで、自分自身を価値ある一員と感じることができます。
私は、役職定年後には釣りクラブに積極的に参加することで様々な方々との付き合いが始まったり、子供サッカー父母たちとも交流もあり、充実感が増しています。
健康を維持する
身体的、精神的健康を維持することは、エネルギーとモチベーションを保つために不可欠です。
定期的な運動、健康的な食事、十分な休息、そしてストレス管理の技術(例えば瞑想や深呼吸)を実践することが重要です。
Q&A
- 役職定年後、仕事へのやる気が出ないのは自然なことですか?
-
これは一部の人々にとって自然な現象であり、役職定年後の環境や立場の変化が原因で働く意欲が低下することがあります。
- 役職定年後のやる気を再燃させるための方法は何ですか?
-
それは個々の状況や興味によりますが、新しい趣味を見つける、毎日の生活に構造を導入する、意味のある活動を見つけるなどの方法があります。
- 役職定年後の生活において、毎日を充実させるための具体的な方法は何ですか?
-
毎日を充実させるための方法は多岐にわたりますが、一部を挙げると新しい趣味を見つける、毎日の生活に構造を導入する、自分の目標や目的を明確にするなどがあります。
まとめ
- 役職定年後、約4割のシニア社員が意欲を低下させる
- 役職定年後、やる気を取り戻す具体的な方法
- 自己成長の場を見つける
- 自分の仕事を持つ
- 志をもつ
- 健康を維持する
役職定年を迎えた後、多くのシニア社員が仕事への意欲ややる気を低下させてしまう現状が存在します。
約4割の社員が「意欲が下がったまま」との調査結果があります。
今回は、役職定年後、やる気を取り戻す具体的な方法4つ(自己成長の場を見つける、自分の仕事を持つ、志をもつ、健康を維持する)を紹介しました。
これらの戦略は、役職定年後も意欲を保つための一助となり、シニア社員が自身の能力を最大限に発揮できるようになると嬉しいです。
これからの人生を楽しく
50代以降も会社に依存しない経済的に安定し、さらに充実した人生を送るために、会社以外の収入を確保する副業があります。また、自分の仕事持つことで安心感や意欲も湧いてきます。