【2024】生涯未婚率の男女差はなぜあるの?その理由がすごかった!

令和3年度の内閣府調査では、男性は「配偶者、恋人がいない(未婚)」割合は、30代で35・5%、40代で28.4%、50代で26.7%と「おひとりさま」の割合が多いことにびっくり。

男女の50歳まで一度も結婚しない人の割合では、2020年には男性が28.3%、女性が17.8%です。2000年に比べ男性の未婚率は2倍以上、女性は3倍以上と上昇が止まらない状況です。

男女の生涯未婚率の差も注目すべき結果です。圧倒的に男性の割合が多いのです。男女差は拡大しています。

私は30年間メガバンク勤務後、54歳で定年退職、今は小さな企業に勤務。
メガバンク時代は女性の未婚率が高かったが、今の会社で5人いた男女(35歳から68歳)は全員が未婚でした。これが現実なのかなと。

まずは、生涯未婚率の現状からチェックしてから、男女差の理由についてみていきましょう。

目次

【2022】生涯未婚率の現状

生涯未婚率とは

45~49歳と,50~54歳の未婚率(それまで結婚したことがない人の割合)の平均値から,50歳時の未婚率を算出した指標。

50歳で未婚の人は将来的にも結婚しない可能性が高いことから、生涯独身の人の比率を示す統計指標として用いられています。

生涯未婚率とは50歳時の数字であり、45~49歳と50~54歳の未婚率の単純平均から算出されたものです。したがって、生涯未婚と言っても独身を続けるとはかぎらず、結婚する可能性は当然ん残っています。あくまで統計指標ですね。

生涯未婚率の現況

内閣府男女共同参画局

生涯未婚率は30年間の間で急激すぎるほど上昇しています。

男性 1990年 5.57% ⇒ 2020年 28.25% (上昇率22,68%)

女性 1990年 4.33% ⇒ 2020年 17.81% (上昇率13.48%)

私が就職した1990年は、周りに独身の50歳は何人かいたが、ほとんどが30歳までに結婚して、女性は会社を寿退社(死語ですね)してました。

こうして、数字でみると生涯未婚率はかなり深刻な状況になっています。

今の日本では、男性の5人に1人、女性でも10人に1人が50歳の時点で一度も結婚していないのが事実です。

大人になったら結婚するのが普通だと思っていた時代は昔のことになっています。

生涯未婚率の上昇については、結局「結婚しなくてもいいやと考える人が増えた」という単純な理由が一番大きいのです。そういう時代になったということでしょう。

生涯未婚率の男女差がある理由

引用元:内閣府男女共同参画局

生涯未婚率の男女の差が広がっています。また、20代から50代では、圧倒的に男性の未婚率が女性より大きいのです。

男性 1990年 5.57% ⇒ 2020年 28.25% (上昇率22,68%)

女性 1990年 4.33% ⇒ 2020年 17.81% (上昇率13.48%)

なぜこんなにも男性の生涯未婚率が上昇してくるようになったのでしょう。

次の3つの観点からみていきます。

  • 男女の人口構成
  • 男の収入経済力
  • 再婚がキー

男女の人口構成

男女の人口構成比による男女の生涯未婚率については、日本全体の男女人口比は女性の方が比率は高いのです。

ただ、20歳から59歳までを5歳区切りでみた場合は、全て男の人口割合が高いのです。

これは単純に考えて、男の方が人数が多いので未婚率も高い原因にはなっています。ただ、生涯未婚率の男女差(10%程度)まで大きな開きまで説明出来るまでなっていません。

参照元:総務省 2021年人口推計を参考に作成
参照元:総務省 2021年人口推計を参考に作成

*生物学的に男性の方が女性よりも多く生まれてきます。男性の数が女性を上回るのは自然なことなのです。戦争の影響がなくなった1975年以降は男性余りの状態が続いています

男の収入経済力

男性が自らの経済力を結婚の基準としていることが、ネックとなり結婚に踏み出せない原因。

日本の経済が発展していかないなか、不安定な非正規雇用に就く男性が増えています。仕事が不安定で経済力にも余裕がないことから、結婚をためらう人が増えたことも男性の生涯未婚率が高い要因となっています。

引用元:内閣府男女共同参画局

基本的には、年収が高くなるほど、既婚の男性は多くなっている現実があります。

ただ、20歳〜39歳までの若い世代は、結婚=経済力と考える人は少なくなる傾向です。時代ですね。

再婚がキー

実は、男性の生涯未婚率が高い理由が、「一部のモテる男性が女性を独占するから一般の男性が結婚出来ない!」とやっかみみたいなことが一番の原因と考えらます。

これはもう、男性の中の弱肉強食ですね。

「夫再婚・妻初婚」のカップルが、「夫初婚・妻再婚」のカップルよりも多いことが、男余りを生み出している大きな原因と考えられます。

*初婚者同士のカップル、再婚者同士のカップルは結婚歴の男女差に影響はしない。

「夫再婚・妻初婚」のカップル

夫が結婚歴があるということです。そして、初婚の女性とまた結婚する数が多いのです。

言い換えれば、モテる男ばかり初婚の女性と結婚していることです。なんという残酷な現実なんでしょう。

また、なぜ「夫初婚・妻再婚」のカップルが少ないのでしょうか?結婚する意思のある独身男性が、離婚した女性を結婚相手に選ばないという事実もあります。これにより、また男余りが発生することになります。

まとめ

生涯未婚率の男女差はなぜあるのか、その理由についてみてきました。

生涯未婚率の男女差は大きく広がってきています。

  • 男性 1990年 5.57% ⇒ 2020年 28.25% (上昇率22,68%)
  • 女性 1990年 4.33% ⇒ 2020年 17.81% (上昇率13.48%)

男性の方が生涯未婚率が高い理由が

  • 男女の人口構成:20代〜50代まではどの年代層も男の方が多い。
  • 男の収入経済力:男性は経済力=結婚と考えてしまい、結婚に踏み切れない。
  • 再婚がキー :「夫再婚・妻初婚」のカップルが多く、モテる男ばかりが何度も結婚するため。

と3つをあげました。「夫再婚・妻初婚」のカップルが多いことが原因とはなんとも切ないです。

一向に発展しない日本の経済下において、なかなか経済的に結婚出来ない環境や結婚や子供に対する考え方も多様化していることから、生涯未婚率が増えていくことが予想されます。

なんとか、男性が自信を持って結婚出来る環境を作っていくことで、生涯未婚率の男女差の縮小も期待したいものです。

今後の生活を考える

結婚しない理由として、経済的に不安、仕事が不安定があげられます。

なかなか現状のままでは厳しい環境が続いてしまいます。なんとか打開したいものですね。

その中で、会社にすべてを依存しない経済的な余裕があればどんなに心に余裕が持てることでしょう!

今後の長い人生には経済的な余裕もかかせません。一度副業なども検討されてみてはいかがですか?

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