係長、課長への昇進を勝ち取り、サラリーマン競争の中でまず管理職を目指した目標は一つ達成。
しかし、現実は中間管理職の仕事は想像以上に辛いことが多く、ストレスばかりです。
中間管理職を辞めたいと思ったときにまずどんな行動を取ればいいのでしょうか?
中間管理職の仕事
私は、40歳のときに初の課長職に着きました。それから47歳まで課長職にて中間管理職として働いてきました。
そのうち3年程度はかなりストレスが大きく辛い思いで仕事をやってきました。やはり上司との折り合いが一番の要因だったです。
まず、課長の立場は経営側と現場側の中間に立っていますね。
- 経営側の意見を吸収し
- 現場側に伝えて人を動かし
- 現場の意見・状況を拾い上げ
- 見えてくる課題を取捨選択して正確に経営側へ伝える
引用元:日本能率協会
となかなか中間管理職の役割は大変です。
中間管理職はストレスばかり
中間管理職でのストレスが多い要因を見ていきましょう。
まず、公的な厚生労働省が出している管理職の悩みですが、部下育成や部下の評価を上げています。ただ、目標が厳しいなるとだんだん部下が自分の指示通りに動かないとの項目も増えてきています。
実感としては、表面的な感じではその通りですが、実態はもっと深刻な項目があります。
中間管理職としてのストレスとなる項目は、実態は次のような事柄です。一部厚生労働省と同じ項目がありますが。
- 上司と部下の間で板挟みになる
- プレイングマネージャー
- 人手不足
- 目標数値・ノルマなどに悩まされる
- 上司に都合よく使われる
- 部下が思うように動いてくれない
- 働く時間が増え、時間に追われる
- 部下のミスの責任を負わされる
- 部下の悩み相談に乗らなければならない
この中で、上司と部下の間で板挟みになることが、一番のストレスでした。部下を叱ることが厳しくなった時制柄、なかなか上司の理不尽な要求を吸収することが出来なくなっています。
上司は理不尽なことばかり言ってくるな。部下はなかなか言うことを聞いてくれない。辛いな。
まだまだ現在の部長クラスは、部下の気持ちを思いやることが出来ない人が多く、めちゃくちゃな要求をしてきます。部下にそのまま要求は出来なく、プレイングマネージャーとして自分でやってしまい、時間に追われ悪循環におちいってしまうことが多いのが現状。
中間管理職を辞めたいと思った時の対処
中間管理職でストレスが増大して、耐えきれなくなる場合も出てきます。このまま行けば心の病などになってしまうと思ったことも何度もありました。
会社に行きたくない、もう中間管理職を辞めてしまいたいとも。ただ、家族、ローン、今まで頑張ってやっと手に入れた課長職など簡単に辞めることは出来ないなあと。
対応方法
まず、最終手段である辞めるまでにとる対応があります。
- すべてに完璧に応えるのは無理と割り切る
- 一人で抱え込まず周囲の助けを借りる
- 周囲は思いどおりにならなくて当たり前と考える
- 自身はプレイヤーにならず、他人に適切に仕事を振る
ストレスで悩んでいるときに、このように考える余裕がない場合が多いですが、まずは基本思い通りにならないの普通と考え、上司や部下からどう思われているのかを考えず、あなたの仕事量を減らす努力をしてください。
元巨人軍の松井秀喜の言葉を是非思い浮かべてください。「自分にコントロールできないことは、いっさい考えない。考えても仕方ないことだから。」これは名言です。これを聞いたときは、心がすっとして、ストレスが軽減しました。
自分にコントロールできないことは、
いっさい考えない。
考えても仕方ないことだから。自分にできることだけに
引用元:松井秀喜
集中するだけです。
どうしても耐えきれなくなった場合
精神的にもう限界に来た場合は、
- 現職務から配置転換を希望
- 退職する
この2つの選択になります。心の病になる前に決断が必要かもしれません。
ただ、このどちらかの判断をしたことで人生が終わることは全くありません。これから新しい人生がスタートするだけです。
中間管理職での支え
中間管理職の悩みや尽きません。
そんなストレスが多い中ですが、ある程度の余裕資金などがあれば、ストレス解消の旅行や気持ちの余裕も出ていきます。
また、月々の会社収入以外の収入があれば、上司より収入が多くなることもあり、ほんと心の余裕が出てきます。一度副業による収入を獲得することを考えることもいいかもしれませんね。
まとめ
中間管理職の仕事内容や中間管理職のストレスや悩みはどのようなものがあるのか、また、辛く辞めたいと考えた時の対応方法についてみてきました。
中間管理職のストレス内容は多くあります。
- 上司と部下の間で板挟みになる
- プレイングマネージャー
- 人手不足
- 目標数値・ノルマなどに悩まされる
- 上司に都合よく使われる
- 部下が思うように動いてくれない
- 働く時間が増え、時間に追われる
- 部下のミスの責任を負わされる
- 部下の悩み相談に乗らなければならな
中間管理職の大変さがよくわかります。
辞めたと考えたときは、
- すべてに完璧に応えるのは無理と割り切る
- 一人で抱え込まず周囲の助けを借りる
- 周囲は思いどおりにならなくて当たり前と考える
- 自身はプレイヤーにならず、他人に適切に仕事を振る
とまずあなたの仕事量を減らす努力が必要です。上司や部下の評価は過度に気にする必要がありません。
自分にコントロールできないことは、
いっさい考えない。
考えても仕方ないことだから。自分にできることだけに
引用元:松井秀喜
集中するだけです。
いかがだったでしょうか?中間管理職は悩みがつきませんが、仕事の成功、部下の成長、家族の成長など人生の中でも楽しいことも多くあります。ストレスと共存しながら過ごしてみることもいいものです。活躍をお祈りします。
私は、メガバンクで約7年間課長と副支店長を経験してきました。やはり辛いことが多く、辞めたいと何度も思って来ました。組織での中間管理職のあり方、対応の仕方、辞めた人など多くみて来ました。
これからの人生を考える
最後に、仕事ばかりの中に、少しの資金的な余裕を持つことが、心を軽くする効果や、人生において豊かさをもたらしてくれます。いちど副業による収入を獲得することも考えてみてはどうでしょうか。
50歳を超えるとサラリーマンは会社内では厳しい現実に直面することが多くなっています。役職定年や早期退職募集などの声が聞こえ始め、あっという間に我が身に降りかかってきます。
このような時代では、現在の会社のみに依存することは、安定収入が確保できなくなり、安心して生活も出来なくなってきています。また、物価が上昇している現在では、今の給与のみではどんどん生活が厳しくなり、給与があがることも期待出来ないのが現状です。
これを解決するには、50代以降も会社に依存しない経済的に安定し、さらに充実した人生を送るために、会社以外の収入を確保する副業があります。副業することで、会社に全て依存することがなくなりストレスも軽減され、経済的な安定から将来の不安も解消され、切り詰めた生活から解放されていきます。
50代の人は1年でも早く新たな収入源を確保するように行動することが大切となってきます。また、30代、40代の人も早めに対策をすることで安心して50代を迎え余裕を持った人生がおくることが可能になります。
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