2022年内閣府の調査にて「配偶者がいる」は「40−69歳」では男女とも7割強との結果となる。意外と高い水準です。
ただ、年齢が若くなると恋人・配偶者のいる割合は少なくなると発表がありました。
これから老後は独身者の割合は増えてきます。結婚に縛られたくない人も多くなった現状がわかりますね。
しかし老後の資金が気になりますが、独身ならどれぐらい必要なの?
独身の老後必要資金がないとどうなってしまうのでしょう?ほんとにみじめな生活が待っているのか、まだ心配しなくいいのか!?を紹介します。
独身の老後の必要資金は?
今後、独身で老後を迎えることがスタンダードになっていくかもしれません。価値観・生活様式の多様化の結果ですね。
2019年の老後2000万円問題
2019年に金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」が公表した老後資金の試算が話題になりました。
「老後20~30 年間で約1,300 万円~2,000 万円が不足する」という試算を発端に報告書が多くのマスコミなどでも取り上げられ騒動となり、覚えているでしょう。
「2,000万円」という金額は、夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯では毎月約5.5万円の不足が生じ、20~30年間の不足額が約1,320~1,980万円になるとの試算です。
高齢夫婦無職世帯の実収入の平均毎月209,198円ー高齢夫婦無職世帯の実支出の平均毎月263,718円=
➡平均毎月赤字額は、54,520円
これはあくまで一般的な例であり、実際は収入や支出もことなり、不足しない世帯も多くいます。
独身の場合
2019年の老後2000万円問題はあくまで高齢者夫婦世帯の話です。独身の場合は少し様子が違いますね。
実は、総務省調査によると、65歳以上の単身無職世帯の毎月の家計収支は2,867円のプラスとなっています。
ほぼ年金だけで生活が出来るということです。心配ないですと、言いたいですがこれもあくまで統計であって、各世帯によって事情は変わってきます。
ただ、この結果をみて少しはほっとしますね。
平均毎月実収入135,345円ー平均毎月消費支出132,476円=+2,867円
独身者は老後は収支は黒字になり、お金の心配度合いは小さいです。
老後資金がない!みじめなの?心配ない?
独身の65歳以上の老後資金は平均的なサラリーマンの場合は、基礎年金と厚生年金をあわせて月12万円あれば、生活が出来るということです。
実際には、少し老後を楽しみたい、経済的に悩みたくない場合は、不足していきます。
老後資金がないとみじめ?
何とか年金で生活出来るため、みじめではありません。
現在の高齢者はこの範囲内で楽しみを見つけ生活しています。
ただ、これから人生100年時代です。65歳から年金だけに頼った生活だと疲れてくるでしょう。
老後資金なくても心配ない?
老後資金はある程度ないと心配です。
年金だけでもみじめな生活にはならないが、趣味・旅行・外食・病気などこれからの長い人生ではある程度の資金は必要ですね。
老後もたまには、趣味の釣りに沖縄でも行ってみたいな。
老後のことばかり若い時代から考えても仕方ないです。
30代後半ぐらいになると、コツコツ少額でも貯蓄していくことがいいでしょう。
iDeCoやNISAなどリスクが低い運用商品などを利用すると65歳ぐらいにはある程度資産が出来ます。
老後資金をiDeCo利用で貯める
35歳で毎月5000円で65歳まで積み立てた場合は、65歳で200万円となり、年金でもある程度の金額になってきます。
このように無理の内範囲で老後資金を用意することもいいでしょう。
まとめ
さまざま理由で一生独身となる場合もあります。老後の必要な資金がない場合もあります。みじめか心配ないかをみてきました。
2019年に老後は2000万円必要と話題になったが、2021年の総務省の統計によると毎月の収支がなんとプラスとなっていました。
老後は年金だけで生活することは可能でとくにみじめな生活にはなりません。
ただ、よりよく生活するには少しづつ老後資金をためていくことも大切ですね。
今後の人生について
老後資金は気になりますね。
物価が上昇している現在では、今の給与のみではどんどん生活が厳しくなり、給与があがることも期待出来ないのが現状です。
50代の人は1年でも早く会社以外からの新たな収入源を確保することが大切となってきます。また、30代、40代の人も早めに対策をすることで安心して50代を迎え余裕を持った人生がおくることが可能になります。