メガバンクへの就職はやめとけは本当なの偏見?元メガバンカーが暴露!

メガバンクへ就職できれば、ブランド力や安定感があり一生安泰と思っていたけど、「メガバンクはやめとけ!」などの声もあり、実際はどうなの?

メガバンクへの就職が選択肢の一つになるなら、ぜひトライしてもらい。ただ「メガバンクはやめとけ」という声もあり、何が問題なのかしっかり理解してすっきりしておきましょう。

理解することで、メガバンクでの働き方や制度に疑問を抱いていままモヤモヤすることなく、メガバンクでの働きイメージが出来き、メガバンクを就職先として検討する際に参考になります。

本記事では、メガバンクへの就職におけるデメリットとメリット、そして成功するためにすることなどを紹介していきます。ぜひより良い未来を手にいれましょう。

目次

メガバンクへの就職はやめとけと言われる理由

メガバンクへの印象はどうでしょう?

最近は店舗数も減って、ネットでほとんど出来るようになり、今後どんどん銀行は必要なくなってくるんじゃないのかとか、規制し縛られ個人の力が発揮できる自由さがなく面白くないのではと想像しますね。

それで「メガバンクはやめとけ!」と世間の勝手な意見が多くなっています。少し具体的にみていきましょう。

「やめとめ!」と言われる5つの理由

「やめとめ!」と言われる5つの理由を紹介します。

  • 長引く低金利で収益が激減
    • メガバンクは、金融業界の低金利政策の影響を強く受けてました。長期間にわたり低金利が続くと、融資や預金の金利差が縮小し、収益が激減します。
    • ただ、これは現在解消しつつあります。金利が上がってきて収益は良くなっています。
  • 顧客の銀行離れが進んでいる
    • デジタル化により、お客は銀行業務をオンラインで行えるようになりました。そのため、メガバンクのような大きな金融機関に頼ることがなくなり、お客の銀行離れが進んでいます。
    • 店舗もどんどん縮小され、店舗での銀行員はいらない状況です。そう支店長や課長になれる機会が激減。
  • 規制や法律に縛られ変化しづらい
    • メガバンクは、規制や法律によって業務が縛られています。新たなサービスや革新的なアイデアの導入には時間と手続きがかかり、変化が遅れることがあります。
    • 銀行内の融資なども、マニュアル通りの貸出基準があり、会社の将来性をみて貸し出すなど出来ないことが多い。
    • 内部監査も厳しい。これにはうんざりですね。帰る時机の鍵が空いていれば始末書、社内文章で書いてはいけない文言なども多量にあり。(なぜが富裕層や差別化など文言は絶対記載してはダメなど、意味わかりません)
  • 業務が面白くない
    • 店舗では、細かやなマニュアルの沿った複雑な事務作業や、個人営業は今や投資信託や保険を売る証券マンや保険員と変わりない営業など、やりがいが薄い。
    • 海外部門や企画部門には、高学歴なエリートばかり。大きな仕事をしたいと思って就職してもほとんど機会がない。
  • 実力よりも行内での人脈や派閥が重視される
    • メガバンクでは、人脈や派閥が組織内のキャリアや昇進において重要視される傾向が他の企業より大きでしょう。

以上、「メガバンクへの就職はやめとけ!」と言われる5つに理由を紹介してきましたが、デメリット面を強調して、「やめとけ」と偏見を持っていっているとも思えます。

実際は、私は約30年少しメガバンクに勤務して54歳で定年しましたが、5つの理由はその通りと思いますが、それで「やめとけ」とは到底言えません。それを上回るメリットがあったと今でも言えますよ。

メガバンクに30年勤務してました。辛い日々もありましたが
「メガバンクの就職はやめとけ!」まで思いません。
まだまだやりがいはあるところですよ。

メガバンクへの就職にはどんなメリットがあるのか

メガバンクへの就職のメリットについて紹介していきます。

就職人気ランキングは近年冴えないメガバンクですが、大企業であり安定感は抜群です。やりがいもあなた自身が流されることなく目的を持って過ごせばいくらでもみつかるところです。

今回は主なメリットを5つ紹介します。

  • 安定した雇用と福利厚生
    • メガバンクは長い歴史と信頼性を持つ大手金融機関です。世間的な信頼性を得ることができます。例えば、住宅ローンや結婚相手の親からの信頼(結婚相手からの信頼はわかりせんが)などまだまだ通用します。
    • また、充実した福利厚生も魅力的な要素です。この辺りは、国内の大企業と比較しても遜色なしです。
  • 豊富な教育研修とキャリアアップの機会
    • メガバンクは、幅広い教育研修プログラムがあります。ここはなかなか良いところです。自己成長やスキルの向上を図ることができます。
    • 私はFP1級コースや簿記コースなど何度も受験。簿記2級は何度受けても不合格でしたが。
  • 給与が安定
    • 30代で約7割程度は役職が付きます。年収ベースで1000万円は普通にもらえます。大手企業の中でもまずまずの水準でしょう。
    • ただ、55歳で必ず定年退職となります。その後は関連会社なら年収半分以下となります。若いうちの無駄遣いは56歳から正直破綻します。気をつけましょう。
  • 国内外のネットワークの形成
    • メガバンクは国内外に広大なネットワークを持ち、様々なビジネスチャンスや国際的なキャリアパスを提供しています。本気でやる気があれば、TOEIC900点など取って志願すれば、望みは叶えらる可能性は高いです。
    • 支店勤務では、昔よく言ったワールドワイドなグローバルな活躍は厳しいですが、本部勤務なら十分に機会はあります。
  • 人材が豊富
    • ある程度の人材を採用しているため、基本まじめである程度のレベル以上の人材が豊富です。
    • 私は54歳でメガバンク退職するまで、メガバンクは人材ついて普通レベルじゃないかあと感じていましたが、外部の会社に来たら、メガバンクの人材の豊富さを新ためて認識しました。今の会社の人は全く与えれらた仕事しかせず文句ばっかりいっています。

以上5つのメリットを上げました。

「メガバンクへの就職はやめとけ」と言われるほど、現在もメガバンクは凋落はしていないでしょう。

実際には、メガバンクに就職しても大きなやりがいのある仕事ばかりできるわけではありません。しかし、まだまだ他の企業に比べれば、大きなやりがいのある仕事に巡り合う機会は多いでしょう。また、支店勤務で地道にコツコツするだけでも、大企業としての恩恵も受けることも出来たりします。

スタートアップ企業など比べるとスピード感や個人の力の影響力は発揮しずらいかもしれません。それは人それぞれです。「メガバンクへの就職はやめとけ」とは、一部の意見として聞いて判断すればいいことですね。

メガバンクへの就職を成功させるために必要なこと5選

メガバンクへの就職を成功させるための必要なこと5つを紹介します。

いままで紹介したデメリットやメリットをよく理解して上で判断していくことが大切です。支店勤務だけで流されてしまうと、地方銀行・信用金庫などと全く変わらない業務をするだけになります。

安定感やブランドは手に入るかもしれませんが、やりがいは下がってしまう可能性があります。

  • 自分の目的や志向を明確にする
    • メガバンクへの就職を考える前に、自身の目的や志向を明確にすることが重要です。メガバンクでのキャリアパスや業務内容にどれだけの興味や適性を持っているのかを自己分析しましょう。
  • メガバンクの特徴や求められる人材像を理解する
    • メガバンクの特徴や求められる人材像を十分に理解することが重要です。業界やメガバンク動向をチェックして、どのようなスキルや経験が求められているのかを把握しましょう。
  • 就活過程で自分の強みや適性をアピールする
    • メガバンクへの就職を目指す際には、自分の強みや適性をアピールすることが重要です。履歴書や面接などで自身の経験やスキルを具体的に示し、メガバンクでの貢献度をアピールしましょう。
  • 入社後も自己啓発やスキルアップに努める
    • メガバンクへの就職後も、自己啓発やスキルアップに努めることが重要です。自分の得意分野や興味分野を探求し、業務外でも勉強会やセミナーに参加することで、専門性を高めましょう。
    • グローバルな仕事はTOEIC900点以上をとる気概が必要です。これはどこも一緒ですね。ちなみには私はその半分程度だったため、生涯支店勤務でした。
  • 異動や海外赴任などのチャレンジングなポジションに応募する
    • メガバンクでは、異動や海外赴任といったチャレンジングなポジションが用意されています。自身の成長とキャリアの幅を広げるために、積極的にそのようなポジションに応募することを検討しましょう。
    • これこそメガバンクの醍醐味です。

令和4年度のメガバンク3行の業績は、コロナ回復、金利上昇、円安などにより好業績を残しています。メガガンクを就職先の一つとして検討することも十分ありです。

まとめ

「メガバンクへの就職はやめとけ」との声がありますが、本当なのかそれとも偏見なのかを、元メガバンクの副支店長を経験した私が紹介してきました。

実際には、メガバンクへの就職は安定感やブランド力がありますが、デメリットも存在します。低金利や顧客の銀行離れ、規制や法律による制約、業務の面白さや人脈重視などが指摘され、「メガバンクへの就職はやめとけ」へと一部声が上がっています。

しかし、安定した雇用と福利厚生、教育研修やキャリアアップの機会、給与の安定性、国内外のネットワーク形成、人材の豊富さなど、メガバンクへの就職のメリットもあります。大企業ならでは待遇があります。

最終的な選択は個人の意思によるものであり、メガバンクへの就職を考える方は、この記事を参考にして自身に合った選択をすることが重要です。メガバンクへの就職は一つの選択肢であり、将来のキャリアや成長に対する視点を持ちながら検討しましょう。

これからの人生について

今回はメガバンクへに就職について、「やめとけ」の声に対する対応について紹介してきましたが、どこの企業に入っても自身が思っていた通りに企業だったと感じることは少ないでしょう。

今後、転職などを考える場面も出てきます。その場合は一つの企業からの収入に頼っていたらすぐに生活も苦しくなりなかなか踏ん切りもつかなくなります。

副業による複数からの収入確保も大切になってきます。インターネットを使った副業は初期投資や運営費用などほとんどかからないリスクのほぼない副業となっています。みずほ銀行は副業解禁していますよ。

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