なぜ高卒と大卒の賃金格差が起きるの?平均生涯年収の差に驚き!

同一労働同一賃金と言われて久しいが、高卒と大卒の賃金格差はなぜ歴然とあるのか?

高卒の場合は、大卒より早い時期から働いているにも関わらず、生涯年収でもまた高卒の方が低い金額となってしまっています。

各自の能力・働く力、働き方により高卒も出世する方は多くいますが、今回は一般的なケースとして、賃金格差となる理由や初任給、賃金、平均生涯年収など紹介していきますね。

私は元メガバンク勤務にて54歳にて定年退職となりました。最終的は副支店長を6年程度して卒業です。メガバンクの定年退職はほんと早いですね。

目次

なぜ大卒と高卒とで給与格差が生じるのか

大卒と高卒では下記それぞれの賃金に格差が存在しています。なぜ給与格差は生じるのでしょう。

  • 初任給
  • 賃金
  • 生涯賃金

結論は、企業側の判断基準が明確化される事項が、大卒に有利なためです。

新卒での採用段階では社会人経験もないため、個人別の能力を見分けることが出来ないことから、判断基準を決めています。

判断基準

高卒と大卒の賃金格差は、企業側からみれば、大卒は受験で努力し勉強したこと、大学にて更に教養・広い視野を身につけたことから、大卒を高卒より良い賃金にて採用しています。

大卒

  • 大学入試への努力と労力をかけた
  • 大学で専門分野及び教養を学んでいる
  • 大学卒業まで努力がある
  • 大学理系は、専門分野の研究をやった実績あり

高卒

  • 勉強が苦手で大学で勉強する意欲がない
  • 教養を学んだ時間が少ない
  • 学ぶという努力が少ない

企業が採用する場合には、面接での本人の能力を判断することは、難しく大卒という実績で判断せざるを得ないことが最大の要因です。

  • 平均的に合理的に判断しているだけ
  • 個々の差は判断しずらい

尚、高卒の方でも、家庭の事情や勉強が苦手でもその他違う能力が高い人も多くいます。結局は企業は個別判断することを放棄しているのでしょう。

高卒の割合と就職先について

高校卒業後進路

現在では、高卒にて就職する人は20%を切っている状況です。

・高等教育機関へ進学率82.5%(*高等教育機関:大学・短大・専門学校)

・就職者の割合は、17.6%

高卒の就職先

大卒に比べ大企業からの求人は少なく、職種も限られています。

  • ブルーカラーと言われる職種(製造業、建設業などの生産現場で、生産工程や現場作業に従事する労働者を指します。)
  • サービス業
  • 営業職
    (参照元:文部科学省 令和元年度学校基本調査)

これらの職業は平均的な賃金の水準も高くありません。

なお、高卒においても、スポーツを極め強いリーダーシップや血の滲むような努力した実績がある人物も当然多くいます。

大卒と高卒の賃金や平均生涯賃金

初任給

初任給は、高卒と大卒では4万2千円の差額があります。

新卒採用時点では、「会社で働く能力が不明」にて結局判断基準が学歴となってしまいます。

  • 大卒:大学へ入学出来た・4年間教養が学べた=能力がある
  • 高卒:評価する数値がない=能力が不明
男女区別高卒・大卒初任給
男女計大学卒210千円
高校卒167千円
男性大学卒213千円
高校卒169千円
女性大学卒207千円
高卒165千円
(参照元:文部科学省 令和元年度学校基本調査)

賃金

大卒・高卒の賃金格差は男性にて約10万円となっているため、かなりの開きがあります。

男女別大卒平均賃金高卒平均賃金
男性 大卒392千円(平均年齢41.1歳) 高卒295千円(平均年齢45.1歳)
女性大卒288千円(平均年齢36.2歳)高卒218千円(平均年齢45.2歳)
参照元:令和元年賃金構造基本統計調査結果

生涯賃金

生涯賃金は、男性で6000万円の差、女性で7000万円の差があります。かなりの差がありますね。

高卒が4年間多く働いての結果です。

男女別大卒生涯賃金高卒生涯賃金
男性大卒2億7000万円高卒2億1000万円
女性大卒2億2000万円高卒1億5000万円
ユースフル労働統計2019労働統計加工指標集

*正社員にて60歳までの生涯賃金(退職金を含めない)

高卒のメリットはないの?

大学に行く学費が必要なし

最近では奨学金制度も充実してますが、最終的は返済をしなければなりません。学費は私立理系になると約500万円が必要なんですね。

  • 国公立大学 約240万円~260万円(4年間)
  • 私立大学(文系) 約390万円(4年間)
  • 私立大学(理系) 約540万円(4年間)
  • 私立大学(その他) 約500万円(4年間)
  • 私立大学(医歯系) 約2,300万円(6年間)

10代にて自立し社会人になれる

親の負担が軽い、早く自立が出来るとのメリットはあります。

メガバンクの事例

私は元メガバンク勤務していましたが、昭和59年まで高卒男性を採用して、高卒女性は平成5.6年まで採用をしていたと記憶しています。

メガバンクでは初任給の差は当然あるものの、男性については、その後の待遇については差がなかったです。女性は一般職という採用で総合職との差はありました。

何人もの尊敬できる高卒の支店長にも仕えてきました。そこでの給与格差はなかったです。

高卒課長1300万円 高卒支店長1800万円〜2000万円程度は余裕でもらっていましたね。

尚、銀行に入る高卒の方は、商業高校出が多く、野球にて甲子園出場球児も多くいました。

高校での推薦となりますが、やはりある程度優秀な人を採用していたのでしょう。

私がメガバンクへ入行した時は、多くの高卒の方がいました。
ほとんどの方が、その後課長、次長、副支店長、支店長になっていました。尊敬出来る方ばかりでした。

高卒での活躍

高卒では、一般に賃金格差は存在していますが、社会経験をより多く積んできています。

今の生活に満足な方、活躍している方も多くいます。

また、現状では満足出来ない場合は、学歴が何も役に立たない・または学歴評価しない実力次第という会社も多く存在します。思いきって転職することも選択に入ってきます。

転職まで踏み切れない場合では、現在では国をあげて副業をすすめています。特にネットビジネスなどはパソコン1台にてビジネスがスタート出来て、初期費用、運営費もほとんどかからない副業となっています。

会社以外からの収入を得て生活を豊かにする、大卒との賃金格差もうめることも可能となるでしょう。検討してみる価値は十分にあると思います。

まとめ

なぜ高卒と大卒の賃金格差があるのか?平均生涯年収の差についてみてきました。

高卒でも活躍している人は数多くいますが、賃金格差が生じるのは企業側が能力の判断基準として、新卒でとる場合は能力の差がわかないため、大卒=能力が高い 高卒:能力は不明 と判断しています。

これにより、下記賃金について大きく差が付いてしまっています。

  • 初任給
  • 賃金
  • 生涯賃金

ただ、現在は高卒にて就職する割合が17.6%と20%にも満たないのです。当然大卒内での賃金格差は大きくなっていきます。

また、最近ではジョブ型雇用へのシフトもじょじょに進んできています。従来のような年功序列制度は、高齢化社会の今では制度自体の存続が厳しいのです。

これからの人生を考える

専門スキルをもった実力主義となってきています。高卒・大卒に関わらず働き方の変化がでています。今まで以上にスキル・能力を身につける必要性が出てきていますね。

また、会社に依存しないスキルをつけることも大切です。副業することで、会社に全て依存することがなくなりストレスも軽減され、経済的な安定から将来の不安も解消され、切り詰めた生活から解放されることが可能です。

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