国家公務員の夏のボーナスが6月30日に支給されました。管理職を除く一般行政職(平均34.6歳)の平均支給額は66万1100円と、去年の夏より1万9千円少なく、夏のボーナスでは9年ぶりのマイナスとなっています。民間との支給割合との均等を図るためボーナスを年間▲0,05ヶ月分引下げたことが要因。(夏は▲0.0025ヶ月)(内閣人事局)
やはり気になる40代、50代の国家公務員のボーナスはどれぐらい今回もらったのでしょうか?、また、年収水準はどれがらいなのでしょか?
今回は、計算方法も含めてお伝えたします。
⚫夏のボーナスは何ヶ月分で支給額は
40代、50代の国家公務員対象範囲
国家公務員は58万人います。
今回ボーナスや年収の算定に使う対象は、俸給対象25万人の内、一般行政職員14万人を対象とします。この半数以上(約56%)占める一般行政職員を基準に算出していきます。
一般行政職員に中には、国家総合職(キャリア)と国家一般職(ノンキャリア)が一緒に集計されています。
よって、国家総合職(キャリア)の方の方が、高い水準で支給されています。
ボーナスは何ヶ月分
今回の夏のボーナスは給与月額の2.225カ月分です。
国家公務員のボーナスは期末手当と勤勉手当の合算がボーナスとなります。令和3年度は6月も12月も2.225月分のボーナスが支給されます。12月分はもう決まっていますね。
勤勉手当という言い方は、ほんといつの時代のことなんでしょうかと思いますが。
令和3年6月のボーナスは、期末手当1.275月+勤勉手当0.95月=2.225月
令和3年12月のボーナスは、期末手当1.275月+勤勉手当0.95月=2.225月
ボーナスの年間支給の月数は、令和2年度と比べ、4.50ヶ月分から4.45ヶ月分と▲0,005ヶ月分引下げとなっています。
引下げ理由は、民間の支給割合との均衡を図るため、引下げています。
民間の支給割合4.46ヶ月 (公務の支給割合4.50ヶ月)
ボーナス支給額は
40代 ボーナス平均 838,423円
50代 ボーナス平均 984,529円
40代と50代のボーナスの平均は、40代は83万円と50代は98万円となります。50代になると100万円近くになのですね。キャリアの方は当然これより多い支給となっています。
ただ、手取りとなると少なくなりため、子供が私立の学校などに行っていれば、自由に使えるお金はないですね。
下記が少し細かく年齢層を区切ったボーナス支給額となります。
やはり、公務員はコロナ渦であろうと、ボーナスも必ず支給されて安定していますね。
⚫40代、50代の年収や計算方法は
40代と50代の国家公務員はいったいどれぐらいの年収をもらっているのでしょう。今回はキャリアとノンキャリも含めた一般行政職員を対象にみていきます。
年収
40代 年収平均 790万円
50代 年収平均 908万円
国家公務員の大卒一般行政職の年収は、40代で約800万円、50代で約900万円となります。低いとも高いともどちらでもない水準ですね。贅沢は出来ない年収です。
下記が、年収の内訳や年齢階層も細かく示した表となっています。
この年収が、60歳まで支給されるとは安定してさすがいいですね。
コロナの影響で航空会社や旅行会社大手なども、ボーナス支給がなくなる例が多い中、ほんと何も心配しなくていいとは、公務員の特権です。
私は、メガバンク勤務だったため、53歳で定年退職となっています。60歳まで安定して年収は羨ましい。
・計算方法
年収の計算方法は、平均月給と手当とボーナスと時間手当を合計した額です。
平均月給
平均月給は、俸給と言って職務や職給で決められています。
手当
次に、手当ですが、主なものが下記となっています。
一般行政職(平均43.2歳)の平均が、下記手当を全て合わせ81,304円となっています。(内閣官房内閣人事局、国家公務員の給与(令和3年版)を参照)
- 地域手当・広域移動手当
- 俸給の特別調整額(管理職手当)
- 扶養手当
- 住居手当
- 単身赴任手当等
ボーナス
期末手当と勤勉手当を足したものがボーナスとして支給されます。
令和3年度は、期末手当2.55ヶ月+勤勉手当1.9ヶ月=4.45ヶ月となっています。
時間外手当
時間外手当は、勤務1時間当たりの給与額をまず算出。それに支給割合と超過勤務時間数をかけて出します。
時間外手当=勤務1時間当たりの給与額×支給割合(1.25)×超過勤務時間数(219時間)として今回は時間外手当を算出しています。 |
⚫年収水準満足?
40代、50代の年収やボーナス水準をみてきましたが、60歳まで安定して支給されるとは流石国家公務員です。
ただ、住宅ローンを抱え、子供の教育費、車、趣味などを考えると、ゆとりある生活は過ごせるのでしょうか?
社会保険料などの税負担が増えている昨今、手取りはかなり減少しています。
年収が1000万円近くということで、贅沢な暮らしをすればすぐに家計は火の車になっていきます。
公務員での副業は禁止ですが、一般企業なら最近は副業推奨する企業も多くなっています。メガバンクみずほ銀行なども副業を推奨しています。40代、50代からでも十分に間に合うネットビジネスなども検討されてはいかがでしょうか?
まとめ
40代、50代の国家公務員の夏ボーナスがいくらで何ヶ月分が支給されるのか?また、年収や計算方法も見てきました。
*ボーナス支給は2.225カ月分
*ボーナス
40代 ボーナス平均 838,423円
50代 ボーナス平均 984,529円
*年収
40代 年収平均 790万円
50代 年収平均 908万円
コロナ渦においても、抜群に安定感がある給与水準です。うらやましい限りです。
キャリアは更に多くの支給を受けています。
ただ、この水準では贅沢は出来ない時代に突入しています。社会保険料などの負担が多くなってきており、手取りはますます少なくなってきています。
少しでも、安定したゆとりある生活を送るために、副業などにより収入を確保する必要があるますね。一度考える時期がきているのかもしれませんね。
これからの人生を考える
50歳を超えるとサラリーマンは会社内では厳しい現実に直面することが多くなっています。役職定年や早期退職募集などの声が聞こえ始め、あっという間に我が身に降りかかってきます。
このような時代では、現在の会社のみに依存することは、安定収入が確保できなくなり、安心して生活も出来なくなってきています。また、物価が上昇している現在では、今の給与のみではどんどん生活が厳しくなり、給与があがることも期待出来ないのが現状です。
これを解決するには、50代以降も会社に依存しない経済的に安定し、さらに充実した人生を送るために、会社以外の収入を確保する副業があります。副業することで、会社に全て依存することがなくなりストレスも軽減され、経済的な安定から将来の不安も解消され、切り詰めた生活から解放されていきます。
50代の人は1年でも早く新たな収入源を確保するように行動することが大切となってきます。また、30代、40代の人も早めに対策をすることで安心して50代を迎え余裕を持った人生がおくることが可能になります。
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