寿命が延び人生100年時代に突入しています。50代、60代のあなたにとってもまだまだこれからの人生が築いていけることが可能です。有意義の過ごしていきたいものです。
昔から人の寿命といいますが、最近では平均寿命と平均余命という言葉が使われています。どのような年数の差や違いがあるのでしょうか?
また、50代、60代にとって平均寿命、余命が延びている時代に人生100年時代に備えるセカンドライフの準備は考えていかなければいけない年代になっています。
会社依存による仕事中心の生活にも、ふっと立ち止まって考えてもいいのではないでしょうか。
●平均寿命と平均余命の差や違い
人生100年時代と言われています。あなたはだいだいいつまで生きられる可能性があるか知っていますか?
それを知るのに「平均余命」を理解することが大切です。
平均余命
現在の年齢から、その後平均して何年生きられるかということ
自身の余命を知りたい場合は、自身の年齢の平均余命を確認すればいい
平均寿命
0歳児の平均余命
*0歳児がその後平均して何年生きられるかを統計的に予想した数字
男女別に算出され、厚生労働省から発表される簡易生命表から導き出すことができのです。
●2020年平均寿命と平均余命
厚生労働省が2021年7月30日に簡易生命表を発表しています。
2020年の日本の平均寿命は男性81.64歳、女性87.74歳とともに過去最高を更新しています。100歳も夢でなく、健康に元気に長生きしないと弱っていられない・・・!
平均寿命推移
平均余命
●50代、60代の平均余命
●セカンドライフの準備
50代と60代の平均余命は83歳から85歳。
80歳まで生きると平均余命は89歳まで伸びます。あと少しで100歳時代の到来です。
何か準備しておかないと大変だ!
50代60代は、役職定年、早期定年、第二の職場など変化が来ます。ここでしっかり対策をたてないと今後のセカンドライフが厳しくなることをヒシヒシと感じます。
セカンドライフを準備期間だと意識し、余裕あるセカンドライフに向けての準備が必要をしておかねば。
*セカンドライフ
「セカンドライフ」という言葉は、多くは定年退職後を指して使われます。
新たな人生のスタートです。セカンドライフは現役の終わりでなく、これからが自分の人生を楽しむスタート!
健康、資金、生きがい(目標)が大きな影響を与えます。
50代、60代のセカンドライフスタートまでの支出は?
50代、60代の大きな支出は、やはり教育費と住宅費用です。
まずは現状把握をしっかりやり、教育費は預貯金取り崩し、住宅は住宅ローンを定年にて退職金で返済が理想となります。
しかしなかなか現実は厳しいです。
- 教育費(3年間):高校 公立約135万円 私立312万円
- 大学(4年間) :公立503万円 私立 文系738万円 理系808万円
- 住宅費用 :一戸建て約4,039万円 マンション約4,348万円
*引用元:高校「文部科学省 平成28年子供の学習費調査」大学「日本政策金融公庫 教育費負担の実態調査結果」住宅:住宅金融支援機構(2017年フラット35利用者調査」
なにか、上の数字をみるだけで恐ろしくなります。ほんと大丈夫だろうか。
ゆとりあるセカンドライフのための生活費
- 夫婦二人ゆとりある生活費約35万円
- サラリーマン・公務員世帯などの場合 厚生年金額約22万円
- ゆとりのための不足資金約13万円
出典:生命保険文化センター平成28年度「生活保障に関する調査」
ゆとり部分は、趣味や教養、旅行やレジャー 生活費は、食費、光熱費、住居、設備費など
セカンドライフスタート70歳から平均余命16年の86歳まで毎月不足▲13万円となれば、約2,500万円不足します。
この不足分2,500万円を退職時の預金(預金・退職金など)でまかなうことが出来れば理想ですが、これ以外にセカンドライフ時には介護費用などもかかってきます。
*2019年の金融庁の報告書で話題となった「老後2,000万円問題」と重なりますね。
セカンドライフ時の生活費以外の大きな支出
- 子供への結婚資金など支出:約182万円(総務省「家計調査」)
- リフォーム:約277万円(国土交通省「平成28年度住宅市場動向調査報告書」)
- 介護費用:初期費用約80万円 毎月約8万円(生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」)
なかなか、生活費以外にもお金が必要になってきますね。ますます準備の必要性が大切となります。
50代、60代で今からやっておくべきこと
住宅ローン支払い・教育費の支払いなどがあり、老後の資金まで考えが回らない、そんな余裕がないかもしれませんが、現実にセカンドライフはスタートします。
今から備えておけばまだ間に合います。余裕があるセカンドライフを過ごせるよう考えていきましょう。
老後の資金をしっかり準備すること
いつまで仕事を続けるか
セカンドライフスタートまで仕事を続けることが大切です。
令和3年4月に70歳定年を検討する法案が出来ました。現在の会社に残る場合は、しっかり自社の就業規則の把握もしておきましょう。
転職も視野にいれましょう。会社に依存した生活を50代、60代と続けていいのか再考が必要。
ぜひ、早期退職、再就職にそなえ、自身のスキルの把握してスキルアップ、働き方を考えておくが大切。
金融資産の運用
投資に回せる資金は、長期・分散投資の検討も大切。
NISA、iDeCoなどの国の税制優遇制度の利用を検討。大切な資産です。銀行員や証券会社に進めらる、リスクの高い投資信託、外貨建て保険などは手をださないように。
私もメガバンク勤務時は、さまざまな金融商品を販売しました。また、部下の販売状況も見てきました。お客さま本位でお進めてしていると当時は思っていましたが、やはり購入して欲しい気持ちが大きく、無理な販売もしていました。
副業にてゆとり資金を作る
会社からの給与だけでは、貯蓄や投資に回す資金まで余裕が出てきません。
給与所得以外の収入の軸を増やすことが各自なセカンドライフの余裕がある生活が送れる手段となります。
50代、60代からのインターネット副業をスタートする人も多くいます。スタートが早ければそれだけスキル習得も早くなり、安定して副業収入も入ってきます。一度、選択肢のひとつに加えて検討されてはいかかでしょうか?
●まとめ
平均寿命と余命の差や違いから見る50代60代のセカンドライフの準備の大切さについてみてきました。
現在の50代、60代の方は、男性83歳〜85歳、女性89歳〜90歳まで長生きできます。また、80歳まで生きると90歳〜92歳まで生きることができます。
ほんと人生100年時代の到来です。
この人生100年時代において、やはりセカンドライフは余裕ある生活が送りたいものです。
余裕ある生活を送るには、年金だけでの収入では毎月約13万円の資金が不足し、老後まで考えると約2,500万円不足となってしまいます。
50代、60代のうちに、資金計画と資金を増やす努力が必要です。一度立ち止まり、ご自身のセカンドライフについて考えることが大切ですね。
その中の、選択肢の一つとしてインターネット副業は元手がほとんどかからなく、ネットスキル、マーケティングスキルも付き、今後も長く続けることができる副業の一つです。50代、60代でも十分に間に合います。一度検討されてはいかがでしょうか?
これからの人生を考える
50歳を超えるとサラリーマンは会社内では厳しい現実に直面することが多くなっています。役職定年や早期退職募集などの声が聞こえ始め、あっという間に我が身に降りかかってきます。
50代の人は1年でも早く新たな収入源を確保するように行動することが大切となってきます。また、30代、40代の人も早めに対策をすることで安心して50代を迎え余裕を持った人生がおくることが可能になります。
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