いい時代を過ごしてきたバブル世代の上司たち。ちょうど50代の世代です。
最近では「働かないおじさん」や「早期退職者などリストラ」など厳しい環境に置かれています。
バブル世代の特徴を知ることで、上司への接触の仕方などに少しでも参考になるでしょう。
また、現在バブル世代の多くはリストラの対象になっています。この実態についても紹介していきますね。
私は平成2年にメガバンクに入行したバブル世代です。
すぐにリストラされました。(役員以外全員ですが)
54歳で定年退職となり今は小さな会社勤めです。
バブル世代の上司の特徴
バブル世代は景気や給与も上昇して、このまま豊かた生活が出来るぞ!とブランド物を買いクルマも購入など贅沢にお金を使ってました。
私が入社した平成2年に新人時代は、勉強もほとんどせず、遊びと飲みのことしか頭になかったです。実際仕事もほとんどノリでした。
遊びと仕事を全力で頑張っていた時代を経験しています。
また、私も含め大企業への入社はかなり楽であり、さまざまなレベルの人が大企業に入り、自分はできる人と勘違いしている人が多く増殖していました。
今から冷静に考えると、かなり浮かれた数年間だったなあと思い出します。
またバブル世代は現在「怠情なくせに先輩ヅラして面倒な仕事を押し付けて逃げる」など部下から評価されていません。時代背景も含めて上司の特徴をみていきます。
バブル世代の年齢
バブル世代とは、
- 1965年〜1969年頃に生まれた52歳〜57歳の中年おじさんです
- 日本国内がバブル時期にあった1986年〜1991年頃に会社へ入社
- 景気が良く大手企業が大量採用していたため、実力以上の企業に多くの人が入っています
上司の特徴5選
年齢は52歳から57歳となっているため、上司としてがんばっている人と定年(役職定年を含む)間近の人に分かれますが、基本特徴は同じです。
- 会社への依存が強く楽観的なところがあり、責任感は希薄。人当たり柔らかく、世渡りが上手い(軽い)
- 飲みに行くこと、消費することに抵抗がない。バブル時代のお金の使い方が抜けず、またセコいと思われたくない
- 大企業では大量採用しているため、無能でも管理職になっている。仕事が出来ないのにプライドが高い勘違い上司
- バブル時代であったから出来た武勇伝を自慢げに話す
- 専門性を持っておらず、またあまり勉強をしない。頭を使わず勢いで仕事をしてきた
以上のようにバブ世代の上司の特徴があります。このあたりを理解をした上で接触することで、少しは円滑なコミュニケーションがとれるでしょう。
私の同期が上司だったことがあります。
バブル世代の象徴もアメフトの体育会採用の人。
仕事が出来ると勘違いされていて、痛い人でした。
私はいじめられたが、心の中では無視してました。
バブル世代の時代背景
バブル景気は1986年〜1991年の頃です。
「バブル」とは、「泡のように消えやすいもの」をあらした言葉。バブル経済の崩壊以降、好景気は泡のように消えて「バブル経済」と言われています。
バブル時期は、株価や土地などの資産価格が、投機によって適正な水準を大幅に上回っている異常な時期でした。
- 日本の景気がいい時期
- 男女均等法が浸透して男女とも4年生大学を卒業して企業に働き、共働き世代が増えた時代
- 長時間労働が評価された。24時間働けますか?!という栄養ドリンク剤のCMが流行った
- 飲み会・接待が当たり前
- ブランド志向が強かった
バブル世代の管理職のリストラ
バルブ世代の52歳〜57歳の管理職は今やリストラの対象のど真ん中。
70歳まで雇用義務化となっているが、実はほとんどん企業は60歳が定年です。それ以降は嘱託で継続雇用していくことが主流となってます。
また、大企業では55歳になり役職定年となり、役職がはずれ部下がいなくなり、給与が5割程度まで引き下げらているのが実体です。
今がちょうどバブル世代の管理職のリストラが進められています。
何故リストラに
日本の少子高齢化やバブル崩壊後の採用減により「バブル世代」は社内の年齢構成のバランスが崩れています。上のグラフをみると一目瞭然です。
給料が高いバブル世代の人件費の負担が企業に重くのしかかり、企業は早期退職の実施をせざるを得ない状況なのが、リストラが加速している要因です。
自業自得なの?
現在、バブル世代が早期退職や役職定年により厳しい環境に置かれているのは、無能な管理者が多いからなんでしょうか?
これは年功序列の賃金制度により、バブル世代の企業全体に占める割合が大きい。これが企業の賃金負担が大きくなった一番原因です。
また、バブル世代は高級取りで企業への定着率も高いことも弊害となっています。
このことからも、管理職で無能であるから、リストラされ自業自得ではなく、社会制度の問題の方が大きいのでしょう。
ただ、バブル世代は世間から目の敵にされ、自業自得などとも言われ、厳しい立場にいます。
リストラ事例
2021年から早期退職希望者の募集が発表され実施された企業を増えています。
割増退職金を出す企業がほとんどです。
多くの退職金をもらい次にチャレンジしていく野心のある人にはラッキーかもしれません。
ただ、会社依存のバブル世代の人はそのままに会社に残るケースが多いのです。
今後はますます増えてくることでしょう。また、割増退職金についていつまでも企業に財務余力があるとは限らず、今後も存続していくのか不明です。
まとめ
バブル世代の上司の特徴や管理職のリストラ状況、無能な管理職がリストラされるのは自業自得なのかについてみてきました。
バブル世代上司の特徴は
- 会社への依存が強く楽観的なところあり、責任感は希薄。人当たり柔らかく、世渡りが上手い
- 飲みに行くこと、消費することに抵抗がない。バブル時代のお金の使い方が抜けず、またセコいと思われたくない
- 大企業では大量採用しているため、無能でも管理職になっている。仕事が出来ないのにプライドが高い勘違い上司
- バブル時代であったから出来た武勇伝を自慢げに話す
- 専門性を持っておらず、またあまり勉強をしない。頭を使わず勢いで仕事をしてきた
管理職のリストラは
- これは年功序列の賃金制度により、企業の賃金負担が大きくなっている
- バブル世代は高級取りで企業への定着率も高いことも弊害となっている
バブル世代はバブル景気により、実力以上の大企業に入社でき、年功序列の賃金体系で給与の心配のなく会社で過ぎしてきました。
今になり、年功序列の弊害により年齢構成が崩れバブル世代の給与が企業の財務負担に重くのしかかっています。
決して、バブル世代が今リストラにあっているのは、自業自得ではなく、日本の社会構造が原因です。
バブル世代を上司にもつあなたは、今回の記事により上司への接触の仕方などに少しでも参考にして欲しいです。
これからの人生
企業はこれから年功序列型の日本雇用から、ジョブ型雇用へのシフトとなっていきます。
今後も安定した収入の確保をすることで安心して過ごしていくことが出来ます。
ただ、会社員であると会社に依存する生活はかわりません。物価高、給料は上がらない環境中、
今後の長い人生には経済的な余裕もかかせません。一度副業なども検討されてみてはいかがでしょうか?