マニュライフ生命にみる業務改善命令!銀行は高齢者へ外貨建て保険販売で大丈夫か?

マニュライフ生命保険がとうとう「節税保険」を不適切な販売をしたとして金融庁から業務改善命令が出されました。

今年の2月14日に「節税保険」についてマニュライフ生命保険に金融庁検査が入ったことから、「バレンタインデーショック」と言われて業界では騒がれていた経緯があり。

今回は、マニュライフ生命保険が、法人保険名義変更プランとして、法人が契約した保険商品を途中で経営者や役員の個人名義に書き換えることで、個人の資産を大きく増やすスキーム、かつ、個人が受けるとことで税金がかなり安くなるスキームとして、売りまくった経緯から業務改善命令がでています。

実際は、銀行でも保険販売を行っていて、リスクのある外貨建て保険を高齢者にバンバン売りまくり、金融庁から注意を受けながらも販売を続けています。大丈夫なんでしょうか?

私も数年までメガバンクで外貨建て保険を高齢者向けに販売していました。FP1級や宅建士の資格を有し、総合提案の中で販売したつもりですが・・・
現在は54歳で定年退職して小さな会社に勤務しています。

目次

マニュライフ生命保険の節税保険とは

「名義変更プラン」という節税保険を巧妙に設計して売りまくったとして業務改善命令がでています。

仕組み

スキームは

①まず会社が保険料を数年間払います。解約返戻率が低いときに、法人保険の名義を個人へ変えます。

②個人が数回保険料を支払い、解約返戻金が増えて時点で解約します。

メリット

①法人は支払った保険料は損金計上できる。

②個人は解約返戻金が低い時に会社から買い、高くなってから解約返戻金をうけることが出来る。

③個人は一時所得として解約返戻金を受けることで、税負担も軽減出来る。

引用元:法人保険比較.NET

マニュライフ生命保険に金融庁が業務改善命令

なぜ、マニュライフ生命保険に業務改善命令が出たのか?

これは、2021年に金融庁は従来型の「名義変更プラン」を販売出来なくする通達を出していました。

ただ、マニュライフ生命保険はこの「名義変更プラン」を新たに年金保険を使った新しい「名義変更プラン」を作ったのです。

これに対して、金融庁は「抜け穴を付いた商品を作り、売りまくった」「悪意性・故意性もある」と認定して、業務改善命令を出しています。

それは、金融庁も怒りますよ!

旧経営陣が主導

旧経営陣が商品設計を主導し、組織を挙げて販売させたと「とりわけ旧経営陣の責任は非常に重い」と金融庁も指摘しています。

やばいと思って逃げてしまったのでしょうか?トップは責任を取るためにいるのに、無責任ですね。

銀行は高齢者へ外貨建て保険販売で大丈夫か?

私がまだメガバンクで副支店長をしていたときも、外貨建て保険の販売は盛んでした。

外貨建て保険とは

簡単にいうと、下記となります。

  • 高金利・高利率の外貨建て保険は、死亡保障と資産運用を両立できる保険です。
  • ドル建て養老保険や外貨建て個人年金などになり、満期日に外貨建て返戻されるものです。

銀行員に説明を受けて理解出来るの?実態は?

銀行員はもうかなり前から保険を販売することが出来ます。保険販売の試験には通ってからの販売となりますが。

実際は、説明受けたときは、理解はされています。がおそらく次の日には忘れている場合が実態でしょう。

「外貨建て保険の仕組みが複雑でわからない」

ほんと保険の内容と、外貨の為替の内容も理解することは難しいです。

外貨建て保険を高齢者へ販売状況

これは、銀行によって違います。

私が現役時代には、既に80歳以上の販売しても個人の実績にはカウントされません。

ただ、それ以下の人には販売しています。

  • 80歳未満の高齢者と子供の二人に説明する
  • 2日間、2回必ず説明する

銀行によってルールは違いますが、上記のようなルールを各銀行は作って販売しています。

銀行は高齢者へ外貨建て保険を販売して大丈夫?

これは、かなり微妙です。

外貨建て保険は、収益がかなりとれる商品なので銀行としても収益源となっています

販売時には下記の様なセールスをしています。かなりこれはやばいです。販売者もどこまで理解しているのか。

外貨の為替リスクはありますが、金利が高いため、円高になっても金利でカバー出来き、大丈夫ですよ。

高齢者に対してかなりの金額をセールスすることもあります。3000万円〜1億円など。途中解約のリスクも説明しますが、購入者はどこまで理解しているのか。

このような事象も多くあることから、消費者センターへの苦情等多くなっています。

まとめ

マニュライフ生命保険会社への業務改善命令と銀行は高齢者へ外貨建て保険販売体制について、金融機関としての販売姿勢はしっかりとれているのかみてきました。

マニュライフ生命保険会社は、金融庁の通達があったにも関わらず、通達の網の目をくぐり、「節税保険の名義変更プラン」を新たに作り、販売していたことは、業務改善命令を受けるには当然です。

銀行の高齢者への外貨建て保険販売体制は、基本販売しないスタンスへ変えた方がいいです。銀行とすれば、万全の体制で説明しているから大丈夫と言っていますが、正直為替と保険の知識が必要な外貨建て保険の内容はすぐに忘れます。

これからの人生について

大手保険会社や銀行もかなり自社の収益を上げることを優先して、本来の顧客保護はしっかりしているのか疑問です。

これからは自分の資産は自分でしっかり防衛していかないと行けない時代に入っています。

そのひとつに、会社以外の収入を確保することも大切です。副業をすることで、会社に全て依存することがなくなりストレスも軽減され、経済的な安定から将来の不安も解消され、切り詰めた生活からの解放もされていきます。

20代、30代の人も早めに対策をすることで安心した余裕を持った人生がおくることが可能になります。40代、50代の人は1年でも早く新たな収入源を確保するように行動することが大切です。

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