ホワイト企業に勤めることが出来てほんと幸せと感じている人はどれだけいるのでしょう。
どんな企業でも嫌なところはあるものです。
最近ではホワイト企業に勤める若手は、「職場がぬるい、成長出来ない」と考えて辞めることを考えています。
この記事では、ホワイト企業を辞めたい理由や、なぜホワイト企業なのに辞める必要があるの?「甘え」じゃないの?について紹介していきます。
ホワイト企業はどんな企業なの?
実は、ホワイト企業の定義は決まったものはないのです。
ブラック企業とそうでない企業を区別するために「ホワイト企業」と言われはじめた経緯があります。
一般的には「ホワイト企業」の特徴としては、大まかに示すと次のような特徴があります。いかにもホワイトといった感覚があります。実際にそんな企業があるのか疑問ですが・・。
- 福利厚生制度が整っている
- 残業時間が短い
- 給与制度が良い
- 有給休暇を取得しやすい
- 教育・評価制度が整っている
- 社員が長く働きやすい
- 業績が安定している
このようなホワイト企業に入ってみたいものですが、実際に入社して働いてみると人間関係、やりがい、自分の成長(ステップアップ)などストレスや物足りなさなど感じる場合も多いのです。
ホワイト企業トップ10社は
ホワイト企業の研究を行っているホワイト企業総合研究所では毎年、3月1日の就活解禁に向けて新卒で入りたい一流ホワイト企業ランキングTOP100を公表していますのでトップ10社を紹介します。
半分ぐらいは聞いたことのない企業や外国の企業となっていてあまり実感はわきませんが、トップ10社を紹介します。
2024年卒版 一流ホワイト企業ランキングTOP100(うち上位10社)
トップ10だけを見ると、ホワイト企業は大手のIT企業が強い傾向がありますね。
それでは本題のせっかくホワイト企業で働いているのになぜ「辞めたい」と考えているのか紹介していきます。
ホワイト企業が合わない・辞めたい理由
ホワイト企業に勤めているのに不平・不満は「もったいない!贅沢だ!」との声も聞こえてきそうです。ただどんな組織でもその組織に入ると嫌なことや不平・不満は出てくるものです。
最近では特に若者は、ゆるい職場の危機感をいだき辞めたいと思う人が多くなっています。
- 職場がゆるすぎて辞めたい
- このまま会社にいても経験やスキルアップの機会がない
若者の意識の高さを感じますね。
辞めたい理由7選
若者の一部では、ホワイト企業はゆるすぎで辞めたいと思っていますが、実際にホワイト企業を辞めたいと思っているひとは、どんな理由なんでしょう。
- 仕事の内容がやりたいことでなく、やりがいを感じない
- 年功序列・ポスト空きがなく、キャリアに希望がもてない
- 実績が積めない、平等意識がある
- 成長を実感できない、期待できない
- 仲間意識が強い人間関係についていけない
- ゆるい雰囲気が怖い
- そもそも会社勤務がいやになった、社会人に適用していない
さすがにホワイト企業だけあって、長期労働・休日出勤・給与面についての不満で辞めたいと考えることはないです。
ホワイトであるがため、人の入れ替えも少なく、のんびりと働けることから会社の新陳代謝や成長も期待できないことが大きな辞めたい理由なんですね。
一般的な企業の離職理由
厚生労働省の令和3年雇用動向調査結果の概況でみる離職理由のトップ3をみると男女とも労働時間・休日の条件が悪いと給与が少ないが上位に入ってます。
ここがホワイト企業で見られる辞めたい理由と差がありますね。
*今回は、統計結果の3 0 ~ 3 4 歳の男女別としています。
男性
- 仕事の内容に興味が持てなかった 10.3%
- 労働時間、休日等の労働条件が悪かった 9.8%
- 給料等収入が少なかった 8.2%
女性
- 給料等収入が少なかった 8.4%
- 労働時間、休日等の労働条件が悪かった 8.3%
- 職場の人間関係が好ましくなかった 7.8%
男性は仕事内容に興味が持てなかったが一番の理由になっています。30〜34歳ではやりがいが大きな要因なのでしょう。男女差が少し出た結果でした。
辞めたいことは甘え?
ホワイト企業を辞めたいとする理由は、長期労働・休日出勤・給与面についての不満ではなく、ホワイトすぎて会社の新陳代謝や成長及び自身の成長もできない危機感からです。
冷静に考えて、もっと競争の厳しい、会社からの要求も厳しい企業へのステップアップが必要なんでしょうか?
せっかくホワイト企業で勤務しているのに「贅沢な悩み」といえるかもしれませんが、単に「甘え」でかたずけることはできないです。
甘えでない理由
- 個人の成長はいちばん大切。成長出来ないと感じたらな辞めてもいいでしょう。
- 人間関係は複雑です。ホワイト企業であれストレスが発生します。辛いのであればがまんする必要なありません。
- 社内競争の少ない企業では、年功序列が今後も残り、会社も衰退して可能性も大きいのは確か。これに甘んじられないと考えるなら、辞めることは甘えではありません。
やっぱり甘え
- 隣の芝生は青くみえる。ホワイト企業は数少ないです。まずは現在の企業で自身ができることを探すべき。
- 自己啓発、社内公募、副業など多く自身を成長させることはあるはずです
辞めたいと思った時の対応
ホワイト企業の勤務で辞めたいと思った場合は、是非今より条件がいいところへの転職を検討してください。
そもそもホワイト企業は貴重な企業です。まだまだブラック的な企業は数多くあります。厳しさを求めてもブラック企業なんかにいく必要はありません。
ホワイト企業勤務ではのメリットは紹介してきましたが数多くあります。これらのメリットを放棄してまで辞めるメリットがあるのか考える必要があります。
- 辞めて、次に目指す明確な目標があるのか?
- 転職先に過度な期待はしないこと。
- 今のホワイト企業で出来ることはないのか?
以上、3点を再度よく考えてみる必要があるでしょう。
私は30年間メガバンク勤務でホワイトに近い感じでした。私はいじめらたりしましたが・・。現在も6人の職場で給与以外ほぼホワイトですが、人間関係にはストレスを覚えます。全てがホワイトのところはないですね。
まとめ
ホワイト企業だけど合わない辞めたいが、これって甘えの?辞める本当の理由を紹介してきました。
ホワイト企業を辞めたい理由として7選あげてみました。
- 仕事の内容がやりたいことでなく、やりがいを感じない
- 年功序列・ポスト空きがなく、キャリアに希望がもてない
- 実績が積めない、平等意識がある
- 成長を実感できない、期待できない
- 仲間意識が強い人間関係についていけない
- ゆるい雰囲気が怖い
- そもそも会社勤務がいやになった、社会人に適用していない
ホワイト企業勤務で辞めたいと考えることは「贅沢な悩み、甘え」であると見られますが、
- 辞めて、次に目指す明確な目標があるのか?
- 転職先に過度な期待はしないこと。
- 今のホワイト企業で出来ることはないのか?
以上、3点を参考にしてほしいですね。
現在がホワイト企業の勤務であれば、時間的な余裕もあるはずです。複数の収益源を持つこと、副業などでやりがいを持つこともできます。
また、なかなか給与が上がらない企業では、現在の物価高は厳しい環境となっています。