最近では「働かないおじさん」についての記事をみない日がないほど、注目が集まる人気ものおじさん?いや毛嫌いされるおじさん。
あなたの職場にもきっといるはずです。
どうしたら、もっと働いてもらえるのか?
働かないおじさんの簡単な扱い方はないの?
と日々、本当は会社にいて欲しくはないけど、そうもいかずどうすれば「働かないおじさん」からのストレスから解消されるのか?と考えてしまいますよね。
私は54歳でメガバンク定年退職。
最後2年間は名ばかりの副支店長として働いていました。
これもなかなか辛い日々でした。
この記事では、私が実際にメガバンク50代前半に「働かないおじさん」になって体験したことにより、どうしたら「働かないおじさん」から普通のおじさんになったのか、簡単な扱い方を紹介します。
今回紹介する取り扱いで少しでも、会社内にはびこる「働かないおじさん」を活性化することが出来き、ストレスが軽減出来れば嬉しいです。
大企業50代の働かないおじさんはどんな人
世間で邪魔者扱いの象徴になりつつある「働かないおじさん」。
大企業50代の「働かないおじさん」に限ると、会社側は戦力としてみていなく、バブル入社組を含む高級取りの大量社員をいかに整理するかの対象物でしかないのです。
そんな組織の弊害にてある意味犠牲者でもある「働かないおじさん」ですが、やはり現役のバリバリ働いている人にみれば「もっと働け」「給与とりすぎ、ふざけるな」になってしまいますよね。
私は元メガバンクで50代働かないおじさんだった
私は51歳まではメガバンクのいくつかの支店を統括する副支店長として忙しく働いていました。最後支店長へ昇格出来るチャンスがあるかもと希望をもっていました。
ただ、52歳の辞令は、支店内を監査、言ってしまえば投信や生命保険など無理な販売していないか?情報セキュリティは大丈夫かと支店なのアラ探しなどする「名ばかりの副支店長への」辞令です。
当時の「働かないおじさん」になったときの私も様子です。世間で言われて「働かないおじさん」の典型かもしれません。
- 今までと違って全く仕事がなくて暇
- 55歳前後の定年退職を待つだけ
- 部下は一人もいなくなりました
- 給与は変わらずまずまずもらえている
- 仕事への張り合いがなくなる
- 支店の行員へ迷惑な指導や言動は謹んでいました
尚、当時は銀行支店の行員たちの士気を下げる言動や行動は極力避けていましたが、今から振り返ると「支店への貢献はできなかったなあ」と思いますね。
会社外では
当時は、会社外では時間ができたことで、今後の人生100年時代を何とか生きるため
- 大量の本を読んだり
- 副業はまだ当時禁止だったためそれの準備したり
- 外部の経済ゼミに通ったり、
- 公認内部監査人(CIA)の勉強したりして
意外と忙しく過ごしていました。
大企業の50代の実態
2022年時点の「働かないおじさん」世代は、「バブル世代」や「団塊ジュニア世代」を指して、大企業ではまだまだ大量のおじさんが残っています。
この大企業の50代社員は、大半が55歳で役職定年を迎え、役職を失い給与は3割から5割減となります。また、早期希望退職の対象になり、60歳にて定年退職へ至ります。
実際に50代初めから上記のような先が見えるため、結局モチベーションが下がり「働かないおじさん」になっていきます。
このあたりは別の記事でも書いています。
組織が悪いのか?個人が悪いのか?
この年代は、メンバーシップ型雇用という昔ながらの「新卒一括採用型の日本型雇用」にて、年功序列、終身雇用制度の中を過ごしてきて、今給与が高いおじさんを大量に抱えてしまっている組織の犠牲者なのではとも言えます。
ただ、その中でも会社の貢献、モチベーションを保ち頑張っているおじさんもいるです。個人のやるき気を持って出してなぜ頑張らないのか、個人の責任もあるぞ!とも言えます。
正直、どっちも悪いのかなと思います。
働かないおじさんの扱い方は簡単
では、どうしたら働かないおじさんを扱ったらいいのでしょう。
もう無視すれば済むのですが、一緒の社内にいる限り目に入り、ストレスの原因となってしまいます。
これには、やはり少しでも「働かないおじさん」に頑張ってもらうしかないのです。
この扱い方で働かないおじさんは活性化した
働かないおじさんには、「教育係になってもらう」ことなんです。
- 経験値はかなりあります。その経験をフィードバックしてもらう
- 教育係になることで、貢献度がまし、喜ばれる承認欲求が満たされる
- コミュニケーションの一環となる
以上のように組織、社員、「働かないおじさん」にもそれぞれメリットが出てきて徐々にWin-Winの関係が出来てきます。
注意点は、「働かないおじさん」が図に乗って、色々指示など仕事への過剰な口出しをしないことですね。おじさんが教えることを中心にするべきですね。
実際体感しました
私はこれで「働かないおじさん」から少しは脱却しました。
自分で脱却したと思っているだけでは?
ほんとなの?
52歳が支店内を監査の「名ばかりの副支店長へ」になってからは、かなりモチベーションも落ち、会社にの迷惑にならないことだけを考えて、粛々と監査をしていました。
ただ、やはり何か気持ち悪い。当時の34歳ぐらいの若い女性課長へ「若手へある分野の勉強会をしたい」と申し出て、週に2回ほど15分程度、若手3名に対しててミニ勉強会を開催していきました。
これを定年54歳まで3年間続けました。
- 自身も会社に貢献出来ている充実感
- 若手ともコミュニケーションが取れていき、たまには悩みもうちあけくれました
- 勉強会して効果も徐々にですが発揮出来てきました
自己満足かもしれませんが、少しは会社へ貢献出来た充実感があり、勉強会に参加していた人たちも54歳退職時には嬉しい言葉をかけてくれました。
また、当時の34歳ぐらいの若い女性課長からは、「課長経験者として私にも、もっと課長の仕事のアドバイスも欲しかった」と言われてました。私は課長の領域を犯してはいけないと黙っていましたが、教えてほしいとの意見もあるんだあとビックリしまいた。
まとめ
大企業50代の働かないおじさんの扱い方について紹介してきました。
簡単な扱い方は
教育係になってもらうこと
です。これにより、組織、社員、「働かないおじさん」がお互いメリットを持つことになります。
「働かないおじさん」に悩んでいるあなたは、一度この方法を試してみてはいかがでしょうか?
今後のついて
まだまだ終身雇用制、年功序列がある社会です。この弊害として50代は「働かないおじさん」と言われ、組織の余剰人員と考えられています。
また、40代もその予備軍です。
こんな環境下では、ある程度自分は自分で守っていかないといけなく時代です。
今後の長い人生には経済的な余裕もかかせません。一度副業なども検討されてみてはいかがですか?